【Arcaea】 地力上げに使える曲を考えてみる

まえがき

みなさん、こんにちは。ryud09です。日々を惰性で生きています。ブログに書く内容を探すのって難しいので、惰性で生きる癖も少し改善されると良いな〜と思っています。

 

さて、今回はArcaeaの地力上げでやるべきことは何かという記事です。ただプレイし続けても地力は伸びるのですが、コスパやタイパ*1を意識することが多い現代においては、ゲームも速く上達して楽しみたいと思っている人も多いはず。そこで、この記事では「地力とは何か」を理解し、素早く地力を上げられるような方法を模索し、そのための課題曲も考えていきたいと思います。

 

 

[1] そもそも「地力」って何?

地力という言葉は、温泉などで使われますね。スピリチュアルなEarthぱうわーってやつです。*2

 

 

効能:肌荒れ防止、肩こりの緩和、状態異常耐性LV1(15分)

そんな「地力」ですが、ここは音ゲーマー向けの記事です。音ゲーマーの間では「地力」という言葉は「基礎的な実力」のような意味合いで使われているかと思います。スポーツにおける体力や足の速さ、学問における頭の回転の速さやひらめき力と同じように音ゲーであれば、どの機種であっても発揮できる力」と言い換えてしまってもいいのではないでしょうか。

 

具体的に書くと、「ハンドスピード」「指の独立性」「エイム力*3」「リズムキープ力」「リズム難耐性」「譜面認識力」「譜面研究力」「低速処理力」「ソフラン処理力」などがこれにあたります。最後の2つ大体一緒だけど

 

音ゲーにおける「地力」というのは大体こういうことなのですが、皆さんは

 

「Arcaea下手だからPurple Verseは全然できない!Grievous Ladyの方がスコアが高い!」

 

などの言葉を聞いたことは無いでしょうか。某プロの配信か?

 

LV9とLV11なのでそんなわけがないだろ…と思いきや、ある程度の実力までだと比較的よく聞く言葉だと思います。そしてこのような言葉を聞いたとき、「地力が足りないから…」ということを考える人は多いと思います。

 

でも、ちょっと待ってください。先ほど「地力」のことを音ゲーであれば、どの機種であっても発揮できる力」と書いたわけです。

では、Purple Verseは他の音ゲーが上手ければすぐに高スコアを取れるような譜面でしょうか?この質問に対しては、多くのArcaeaプレイヤーは違うと答えるでしょう。

しかし、Purple Verseが出来ないのは地力が足りないから…ここに矛盾が発生しています。

 

というわけで、このような「Arcaeaをプレイするなかで伸びていく、Arcaeaで発揮するような力」のことを「Arcaea地力」という言葉で表してみましょう。

 

そうすると、「Arcaea地力」とは「アークを正確になぞる力」「アークを簡略化する力」「スカイノーツの高さを合わせる力」「交差した状態でタップやロングを取る力」など、「地力」についてよりも具体的な話になるわけです。

 

Arcaeaにおいて、「地力」という言葉は「音ゲー地力」「Arcaea地力」の2つの意味が混ざって使われている言葉なのです。*4

 

[2] 君たちは「地力」をどう上げるか

 

このように、Arcaeaにおいて「地力」というのは「音ゲー全体で活きる力」「Arcaeaのみで活きる力」の2つに大別され、そこからさらに細かく分ける事ができます。

そして多くの場合、それら全てが高水準でないと高難易度譜面には太刀打ちできません。高難易度で尖っている譜面と言われて思いつくものはあるでしょうが、それでも譜面をよく見てみると意外と要素が多岐に渡るのです。

 

アメマイ式乱打が目立つが、アークも強いし24分も速い

 

ということで、地力を上げようという話になる訳ですが、ここで2つ重要な事があります。1つ目は、

 

音ゲー地力」が高ければ、ある程度「Arcaea地力」が低くてもカバーする事ができる

 

という事です。

 

ここまでの内容と違いますよね。「アークが必ず抜けるのは「Arcaea地力」が足りないので「音ゲー地力」を上げても仕方ない!」と感じる方もいると思います。

ですが、「譜面研究をしっかりと行い、画面のどこに指を置けば良いかを覚えていく」という解決法が存在するのです。これは、譜面研究力やエイム力といった「音ゲー地力」で「Arcaea地力」をカバーしていると言えるのではないでしょうか。他音ゲーが上手い人がArcaeaにやってきてすぐに上手くなるのはこれが理由です。

 

(ただし、カバーしきれないほどに「Arcaea地力」寄りの譜面だとボコボコにされることになります。BYD譜面などはそれにあたりますね。)

やっぱり某プロじゃねえか

 

 

そしてもう1つ重要なのは、

 

音ゲー地力」が不足しているのは「Arcaea地力」で補えないことが多い

 

という事です。

 

トリル速度などのフィジカル面やリズムキープ力、体力などがこれにあたります。

 

「東星※天の門」さん、この曲BPM240ですよ こんなクソ縦連なんか置いちゃいけません

ここから「音ゲー地力ってめちゃくちゃ大切じゃん」という事が分かるのですが、この世は音ゲー地力最強人間ばかりではありません。そうでない人間はどのようにしてArcaeaの実力を上げていけば良いのか。

 

それは、自分にとって何が足りないのかを正確に分析する事です。

 

ミスを端末のせいにしてる人。それは本当に端末のせいですか?リズムがずれていたり、叩く場所が間違っていませんか?

 

フィジカルが足りないと嘆く人。認識が追いついていないから必要以上に速く押さないといけないと思っている可能性はありませんか?指押しなどは試しましたか?基本的に2本指で出来るゲームですが、4本指を使う事で楽できるような運指を組むことも可能かもしれません。

 

このように、問題は人によって様々です。それを分析する事が大切です。

それでも、「全体的に一段階上の実力になりたい!」と思う人がいると思います。そのような人はどうするべきか。

 

Arcaeaをたくさんやりましょう。他の音ゲーもやりましょう。出来ない場所に対し、どのようにしたら出来るか考えるという経験を積みましょう。フィジカル面などできついと感じる譜面にも積極的に挑戦していきましょう。

 

結局、これを実行できれば(すぐに効果が出るかはともあれ)確実に上手くなります。

 

ですが、冒頭にも書いた通り現代ではコスパやタイパが重要なのです。なので、出来るだけ効率よく、さまざまな面から地力を上げられるような曲をやりたいわけです。

やっとタイトルが回収できた

 

 

[3] 地力上げに使える曲を考えてみる

という事で、ここでは音ゲー地力、Arcaea地力の両方を上げるために高スコアを狙いたい曲*5を考えていきましょう。できるだけ様々な難易度帯で書きますが、僕はPRS以下はまだ埋めていない*6のでFTR以上のみの選出です。なのでFTR下位が出来るようになるまでは自力で頑張ってください。(おい)

 

ここに書かれている曲だけでなく、書かれていない曲も積極的にプレイするとより効率よく地力が上げられます。なお、多くのBYD譜面はArcaea地力の高さが求められることになるので、Arcaea地力の要求量が高い譜面を選んでプレイしていきましょう。*7

 

参考までに、音ゲーマーが他の機種に挑戦するスコア大会でのArcaeaの課題曲がこちら*8



 

[1曲目] Brand new world (FTR 7)

FTR 7の中では珍しく、スカイとタップの同時押しがそこそこ出てきたりアークの動きが速かったりとArcaea地力を鍛えられます。タップの難易度はそこそこなので、音ゲー地力的にはタップをしっかり出来るようになりたいところです。

 

[2曲目] クロートーと星の観測者 (FTR 7)

終盤のタップ乱打のやばさが目立ちますが、全体的にはアークをなぞりながらタップを捌いていく配置が多く、Arcaea地力が鍛えられます。また、ブレイク前のリズム難タップ→細切れアークという配置は曲のリズムとArcaeaのシステムを理解する必要があり、Arcaea地力と音ゲー地力(譜面研究力)両方の向上に役立つでしょう。

 

[3曲目] Diode (FTR 8)

平和な譜面扱いされることが多いですが、挑戦段階だと動きまわるアークに24分、終盤の16分乱打など総合的に難しいです。ブレイクにある「クリック音と共にカクッと折れるアーク」ではクリック音に合わせて動かす*9など、Arcaeaでよくある動きを練習しておきましょう。

 

[4曲目] Lucifer (FTR 8)

トリル初級編です。物量に圧倒されるかと思いますが、めげずに練習していきましょう。音ゲー地力がある人はすぐに倒せると思いますが、Arcaeaで音ゲーを始めた人にとっては音ゲー地力の向上に役立つ貴重な譜面だと思います。

 

[5曲目] san skia (FTR 8)

LV8としては多くの要素が高レベルで入っている譜面です。出来ない部分を1つ1つ解決し、EX+やPMを狙ってほしいところです。中盤の12分地帯は2本指の交互処理で取れるように練習すると、LV9以上の複雑な譜面を捌くときに役立つでしょう。また、アークの上下運動が多いので、それについていけるかもポイントになります。

 

[6曲目] Reinvent (FTR 8)

低速が目立ちますが、サビの同時押しラッシュやアークを動かしながらのスカイなどが地力を上げるのに役立つでしょう。Arcaeaは低速をあまり自重しないゲームでもあるので、この曲の低速地帯を使って研究するなり見切るなりリズムを合わせるなりを練習しておくと役立ちます。他の音ゲーでも活かせるかも?

 

[7曲目] Chronostasis (FTR 8)

トリル中級編です。速いです。一部12分や16分の2連打をごり押しするような配置もあり、それを区切れるかも大切になります。アーク拘束もアークの動きが大きかったりタップの速さ・量が増えたりして難易度が上がっています。しかし、LV9以上になるとこれよりは遅いものの複雑な配置が増えていくので、単純な配置はある程度速くても出来るようなハンドスピード・認識力を身に着けておきたいところです。

ところで9にこれより速いトリルあんまりないんですが、なんで降格してきたんですか

 

[8曲目] Strongholds (FTR 9)

回転アークの周りにタップが降ってきます。タップやスカイがかなり下の方にあり距離が遠いので、それを正確に押せることが大事です。アーク自体も最後まで確実に抑えるのは難しいですが、アークは最後の判定を取った後なら話しても大丈夫という事を利用した譜面研究の練習をしてみるのもいいでしょう。終盤はタップのごり押し力が必要な配置が降ってくるので、ハンドスピードや体力も鍛えられます。

 

[9曲目] Red and Blue (FTR 9)

複雑なアークとタップが絡み合う、Arcaeaの凄さと新しさを教えてくれる譜面です。最初は赤と青を逆に取ってしまったりという事が多く起こると思いますが、研究を通じて正しく取れるようになると凄く楽しくなります。地力がつくと楽しい系。でも久しぶりにやると忘れてるんだ。

 

[10曲目] OMAKENO Stroke (FTR 9)

複雑な譜面です。低速もあります。そしてとにかく速いです。速さ故にゴリ押しに頼り続ける事は難しいので、自然と楽に指が動かせるようになると心強いです。ハンドスピードを上げて強引に突破する方法もあります、この曲のBYDはその方がいいかも…?

 

この辺りで「全曲研究前提みたいに書いてない?」と思った方、正解です。このゲームでは高スコアを目指すと低めの難易度でも研究をする必要が生じる事が多いです。なので、研究力をつけるために日頃からできない部分を分析していきましょう。

 

[11曲目] Monochrome Princess (FTR 9+)

9+と書かれていますが、超簡単な10、10+といったイメージの譜面です。全体を通じて上位譜面に繋がる配置が大量にあるので、上手くなりたい人はやりこんでおきましょう。ただし暴れアークは無いので、それは別の曲で鍛えることになります。

 

[12曲目] BADTEK (FTR 9+)

高難易度に偶に出てくる微縦連を効率的に練習できます。でもそれだけじゃありません。中盤ではこの難易度帯では珍しい「交差しつつアークを動かしながらタップを押す」という配置が高速で降ってきますし、終盤では同時押しをスムーズに押せるかが問われたりします。終盤が出来るなら、ラスサビの直前あたりでリセットを使うと時短も出来るかもしれないです。(?)

 

[13曲目] Ai Drew (FTR 9+)

どのように捌くかの研究力、2連打のごり押し力、アークを正確になぞる力、難しい乱打を見切る力など多くの要素がハイレベルに問われます。今のうちに「よくやる誤魔化し方」や「アークが抜けない方法、意識」などを考えておけば、高難易度でそれを自然に発揮することが出来るかも?

 

[14曲目] Malicious Mischance (FTR 10)

ソフランの見た目に惑わされない力があれば捌ける…と思いきや、暴れアークや微縦連、フロア4レーンを移動しながらの高速トリルなどが含まれておりPMまで詰めるのは一筋縄ではいきません。2星を目指す人はPMまで狙い、各地帯のPM率を上げる練習をしてみると良いでしょう。

 

2星以上の方へ

ここまで練習曲を書いてきました。この記事を見ている2星の人は「2星のための練習曲も知りたい!」と思うかもしれませんが、

 

2星から上げていくようなレベルになるとLV9+以上のPM埋めが地力を上げるために有効な方法となります。

 

何故かというと、「高難易度譜面は休憩以外の全てが低難易度・中難易度譜面の難所である」と言えるからです。そのため、PM埋めを通じて多くの配置を高確率でPM通過できるようにすることが近道となります。

ハンドスピードなどが足りなくなることもあるかもしれませんが、その場合は速い配置が多く含まれている曲をやりこむのが良いでしょう。また、ここまで上達できた人ならば音ゲー地力もかなり上がってきているはずなので、他の機種をやって相互に音ゲー地力を上げていくのも良いかもしれません。

 

いずれにしても、ポテンシャルを上げたいならばPMを出すことが必要となってくるような腕前なので、高難易度譜面のPM狙いからは逃げられなくなります。それならば、PMを出すことに慣れていくのが得策というものです。

 

 

まとめ

  • 地力は「音ゲー地力*10」「Arcaea地力*11」の2種類が存在
  • 効率よく地力を伸ばすためには、多くの要素を含む曲をやるのが望ましい
  • 高難易度譜面は多くの要素を含む曲が中心なので、一定以上の実力になるとPM埋めが必要となる

 

あとがき

この記事の内容を通じて、皆さんがより地力をつけられるように、そして超感覚音ゲーを思う存分体感できるようになることを祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事の内容ではArcaeaの超高難易度譜面には対抗できない、って?

 

 

次回の記事では、超高難易度譜面との付き合い方について触れていきます。(たぶん)

 

 

 

 

 

 

おまけ

これでブログを終わるのも何か悲しいと思ったので、今回からブログの最後でFTR以上全譜面のランダムを回して*12PMを取るまでの回数を数え、譜面の感想を書こうと思います。ついでに伸ばせそうなら伸ばそうと思います。

というわけで記念すべき第1回、LV9+くらいのちょうどいい譜面が来てほしいところです。

 

 

(ここでランダムを回す)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖艶魔女 定数10.0

 

神です。

ただ、PMとなると各地でノーツが抜けるのでなかなか厳しいのです。それでは、PMを狙ってやっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1回目。最大コンボ数にご注目

 

終盤で抜けました。やめていただきたいものです。そして終盤の譜面を忘れ、普通に危ないプレイがありました。しかし更新が出来そうな内部精度をしています。

 

と、1回目終了時点ではこのように書きましたが、この後普通にタップが抜けまくり、その結果…

 

 

5回目。結局全部LATE


神じゃなかったです。魔女です。そりゃそうだ

内部狙いのモチベも爆散してしまったのでした。

 

 

 

 

*1:タイムパフォーマンスの略。短時間で多くのことをやりたいし、結果も出したいのです

*2:ちょっと前にTwitterで『浴びるほどの「地力」を頂こう。』というポスターが話題になってた

*3:押したい場所を正確に押せる力

*4:他の音ゲーでもこのような事例は起こっていると思います

*5:好スコアを狙うところまでが重要です、研究力も上げたい

*6:BYD全PMの前に埋めたいなとは思ってるし、ちょくちょく埋めてるらしいが進捗は1割ほど

*7:大体BYDやれってことになります

*8:僕が決めました

*9:僕のイメージですが、アーク全体が赤くなる時は判定を取れていない状態で次の判定を取っていることが多いです 透明になって抜ける時との差が分からん

*10:全ての音ゲーで共通するハンドスピードなどの力

*11:機種に特有の動作を正確に行う力

*12:乱数を生成し、スプレッドシートでその番号だった譜面をやります