【太鼓の達人】【Youtube】 攻略動画に何を思うのか

まえがき

皆さん、こんにちは。ryud09です。普段は「りゅでい」と言っていますが、実は「りゅでいれいないん」と読みます*1。今回は、前回書けなかった太鼓の達人に関する記事を書いていこうと思います。

僕はブルーバージョンから今までYoutubeで段位道場や上位曲の攻略動画を出してきたのですが、今はほとんど作っていません*2。しかしせっかく作っていたのだから、そのノウハウくらいは残したいもの。というわけで、何を意識して攻略動画を作るのか、攻略動画に何を思うのかを書いていきたいと思います。 

 

 

 

[1] 攻略動画とは何か

 

はい、攻略動画は私の青春です。

 

 

 

 

(8割がた)冗談です。

読者の皆さんは「攻略動画」と言われて何を思い浮かべるでしょうか。「みんな一緒じゃないの?」と思うかもしれませんが、「よく使われる運手の解説」「叩き方の解説」「裏技的な運手」など、意外といろいろな言葉が浮かんでくると思います。ですが、これらの根底には1つ共通しているものがあると思います。

というわけで、「攻略動画」という言葉をあらためて定義してみましょう。

 

 

 

 

 

「攻略動画」とは、ある曲や段位に対し、足りていない地力を譜面研究などの面から押し上げることで、目標達成の助けになるような動画のことなのです。

 

 

 

 

 

攻略動画作成者、リュデイ (2002-)

 

ここで1つ重要なことがあります。攻略動画はあくまで「譜面研究および目標達成の助けになるような動画」であり、

 

「見るだけで地力が上がり、全ての曲が上手くなる」というような動画ではありません。

 

そのようなことをやるのは、地力上げ全般を扱うような動画*3で良いのです。

 

要は、「目標達成したいけど地力でどうにもなっていない」という人に対し様々なアプローチをすることで、その「特定の目標」を達成させるのが攻略動画の主目的なのです。

過去に「地力という言葉には譜面研究力も含まれる」という話をしています*4が、譜面研究で気付けなかった場所に気付かせることができるのならば、それは足りない地力(研究力を含む)を動画によって押し上げることに成功している、と言えるでしょう。そのようにして「特定の目標」との距離を縮めさせることが出来れば、それは攻略動画としては大成功なのです。

 

 

[2] 攻略動画のつくりかた

(1) 攻略対象を決める

というわけで、さっそく作り方を見ていきましょう。

攻略動画を作る時は、まずは攻略対象(先述した「特定の目標」にあたるもの)を決める必要があります。リズム難やソフランなどで研究が必要な物や、段位道場などの需要がある物がいいでしょう。

 

ここで、アドバイスの部分で「地力上げろ」としか言えないようなものは基本的には避けます。理由は先述の通り、それをやるのは地力上げ全般を扱うような動画で良いからですね。

 

(2) 攻略を書く

 

題材を決めたら、実際に攻略動画を作っていきましょう。動画を作る時にいくつか意識していることがあるので、流れの中で紹介していきます。

 

① まず「基本情報」を書く

昔「評価値」*5なんてものを書いていた部分です。今は譜面傾向やノーツ数、BPMなんかを書いています。

本来この辺りはwikiを見れば済む話*6なのですが、それが面倒くさい人や「そもそもプレイしたことが無い状態から段位などを詰め始めるために見る人」などが存在します。なので、基本情報だけではなく、注意点*7を先に大まかに書いておくと効果がある…のか?*8

 

② 攻略本編を作る

基本情報を書いたら、本編を作っていきましょう。ここでは、基本的に真面目に攻略を行っていきます。攻略動画ってそういうもの

先ほども書きましたが、攻略するときに重要なのは「研究力で足りない地力を押し上げる」というものです。そのため、音符を捨てる手段なども積極的に書いていきます。特に赤段位などでは「不可の許容」「かなりの難所」が共に存在することがあるので、いくつか捨てることで大ダメージを避けられるなら使うに越したことはありません。

 

ニジイロ2020八段1曲目、鳳凰天部無限崩れの発狂。不可2つでかなり楽になる。
(ただし24分の1打目が早すぎると捨てるはずのノーツが巻き込まれて可が増える)

 

こんな感じで攻略を書いていくのですが、1つ大事なことがあります。それは、

 

視聴者の需要を予想しながら書いていくこと

 

です。

 

 

一例ですが、段位道場においては3~4個の条件がありますよね。その中で、「視聴者がきついと思っているのはどの条件なのか」ということを考えるわけです。

多くの段位は精度条件がきついと思っている人が多いと思われるので、精度条件について話していくのが中心になるでしょう。例えば、「無理なくヴァーナスで叩けそうな部分ではヴァーナスを勧める」「ここで可がいくつ残っていると良い」などですね。

しかし、偶に「精度は大丈夫だけど不可が…」となるような段位・曲が存在しています。*9そのような場合、複合の区切り方などの解説を多めに取り入れると需要を満たせるでしょう。

 

この例からわかるように、視聴者の需要を考えて作るというのは大事なことなのですが、意外と難しいものなのです。

 

③ ネタを混ぜる

急に寿司職人にでもなったか?と思われるかもしれませんが、いたって真面目に書いています。僕は攻略動画を作る上で、「攻略には直接関係ないような小ネタや演出」を可能な限り挟むようにしています。

 

「おしり寿司」? いいえ、「オシリス神」です。

 

しかしこんなことをしていると編集が長くなり、結果として動画を出すのが遅れるだけに見えます。なぜこんなことをしているのでしょうか。それは、

 

再生数を稼いでより多くの人の目に留まるようにするため

 

です。

 

 

 

決して広告収入のためとかそんなことは…ちょっとあります。

これはどういうことかと言うと、ただ攻略するだけの動画ならば合格するまで見て終わりなのです。しかし、ちょっとした演出でも入っているならば、攻略に興味がないとしても演出を見るために戻ってくる人が存在し、それによって再生回数が増えて困っている人の目に留まるというループが生まれる可能性があるのです。

そんな人はいないって?僅かな可能性でも、尺を稼ぎつつ攻略に影響を出さない範囲で出来るのならばやるべきなのです。

 

 

④ まとめを作る

ネタを入れつつ、攻略の本編を完成させたらまとめていきましょう。どのような譜面傾向であったか、どのような練習をするべきか、どのくらいの精度を目標にするべきかなどを書いていきます。あくまでまとめなので、難所の1つ1つを解説する必要はありません。

段位道場攻略の場合は「オススメの達成ルート」や「オススメ練習曲」などを書いておくと喜ばれます。たぶん。

 

⑤ 出力~公開

完成したら出力し、公開していきましょう。ここで、サムネイルを考えることになると思います。この時「〇〇バージョンの〇段の攻略動画である」ということが分かりやすいようなサムネイルが作れると、そのような動画を見たいと思っている人に届きやすくなるでしょう。動画のタイトルも同様です。また、概要欄にタイムスタンプを貼っておくと、視聴者が見たい部分を簡単に探せるようになります。

この辺りは内容自体にはあまり関係ありません。総じて「視聴者が探しやすく、見やすいようにする工夫」ということになります。

 

 

[3] 攻略動画の需要と未来

ここまで、攻略動画の作り方や意識していることを書いてきました。ですが、重要なことが一つ。

 

そんなもの作って、需要はあるのか?

 

ということです。結論から言います。

 

(需要は)あります。

 

 

 

STAP細胞

需要が無くても誰かしらが(趣味で)作るとは思いますが、やはり需要があるからこそ、攻略動画を作ることが思い浮かぶわけです。

 

それでは、なぜ需要があるのか。僕は、目標達成の喜びを得るためだと思っています。

 

どんな分野でもそうですが、「努力の結果、出来なかったことが出来るようになった」という経験はすごく気持ちが良いのです。このような経験を得るために必要な努力、その一部として攻略動画を用いる*10というのは分かりやすいかと思います。

 

 

需要があるならば、これからも攻略動画は安泰でずっと続いていくのか。そして、新規参入する人は現れるのか。

これに対する僕の回答は、「攻略動画は安泰で続いていくだろうし、新規参入する人もいるだろうが、そのような人が多くの視聴者を獲得するのは工夫が必要なジャンルなのではないか」というものです。

 

 

なぜこう思うのか。攻略動画は攻略対象が無いと成り立たないものですが、肝心の「攻略対象」は常に公式から供給があるような状態です。そのため、攻略動画というジャンル自体は「音ゲー人口が極端に減ることが無い限り」なくなることは無いと考えられます。

しかし、現時点では攻略動画を出すチャンネルが既にいくつか存在しており、しかもその多くが数年のキャリアを持っています。このことから、今は「攻略動画の需要はあるが、既に大体満たされている(満たされていないと思っているのは、そう思っている人に動画が届いていないだけ)」という状況になっていると思っています。

また、「音ゲー人口が極端に減ることが無い限り」というのも重大なポイントです。コロナ渦や物価高などの影響を受けてゲーセンの閉店が続いていること、スマホ音ゲーが台頭してきたことなどを理由に、AC音ゲーの人口は減少傾向にあると考えられます。

 

このことから、今から新たに攻略動画に参入するなら「根本的に音ゲーのプレイ人口を増やす」というところにアプローチが必要かもしれないな、と思っています。もちろん既に攻略動画を作っている僕もそのようなアプローチをするべきなのですが、最初に書いた通り既に動画を積極的に作るモチベーションを失ってしまっているので、その役目は誰かに任せたいと思います。

 

勿論、気が向いたら自分でも作るかもしれないですけどね。

「初心者から初段に合格するまで!」みたいなもの、需要ありそうじゃないですか?どうでしょう?

 

あとがき

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。書きたいことが大量にあると、やはり記事が長くなってしまいますね。

かつてある人が作っていて、それに影響されて作り始めた攻略動画。今となっては彼の動画もチャンネルも存在しませんが、僕の動画もいつか誰かに影響を与えるような日が来るのでしょうか?あるいは、もう来ているのでしょうか?

答えは分からないですが、そんなことがあれば投稿者冥利に尽きるというものです。そして、そんな日が来るまでは攻略動画という文化を絶やさないようにいろいろと努力していきたいと再認識しました。攻略モチベも上がったかな?

というわけで、Youtubeの次回更新は(可能であれば)イエロー十段の攻略動画です。現在制作中です。また近いうちに、Youtubeでお会いしましょう。

 

 

おまけ

ブログの最後でFTR以上全譜面のランダムを回して*11PMを取るまでの回数を数え、譜面の感想を書こうというコーナーです。ついでに伸ばせそうなら伸ばそうと思います。今回はArcaeaの記事ではないのですが、それでもやります。

 

具体的な結果は省きますが、今までは比較的楽な譜面ばかりが来たためにコメントに困ったりしていました。というわけで、そろそろ難しめの譜面で回数が大変なことになる展開が…

 

 

 

 

 

 

 

 

譜面定数9.0、自己べ2落ち。前半抜けられれば理論値が狙える

来ませんでした。ちゃちゃっと終わらせましょう。行けそうなら理論値粘着もしてしまいましょう。こういう機会に決め切らないと、理論値は増えないのです。

 

 

 

 

 

 

 

1回目。EARLYまみれ

ちゃちゃっと終わらせました。400くらいまでは理論値でしたが、後半で集中が切れたらしいです。オフセットを調整し、このまま理論値粘着をしていきましょう。一体何回かかるのか、そもそも終わるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

い つ も の

延長5回目、1落ちを出しました。そして理論値人数が266人、意外と少ないですね。Memory Archiveの曲のように、所持者が少ない曲は理論値人数も少ない傾向にあります。

全体的に内部力が向上しており、割とすぐに出そうな雰囲気。というわけで、このまま続けていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

40回ほどプレイしました*12が、終わりませんでした。最初の100コンボすらめったに抜けられません。

これはそういう譜面だということを再認識しました。というわけで、+1点の味をかみしめておくことにします。

 

 

 

 

 

 

*1:0→れい 9→ないん 初見殺しがしたかったらしい

*2:モチベが他のことに向いているらしい

*3:〇〇先生のシングル講座、みたいなやつ

*4:

https://ryud09.hatenablog.com/entry/2022/12/09/184232

*5:PCのデータが吹き飛んだため終了、1曲決めるのに結構時間をかけていた

*6:本音を書く記事なので、結構口が悪いです

*7:24分の混ざった複合に気を付けよう、など

*8:普段ゆっくりに喋らせていますが、実際に効果があるかなどは分からないです。専門家じゃないのだわ

*9:ニジイロ2021名人におけるGoldfish cityなどがこれにあたると思われる

*10:例えるなら、参考書を使って勉強するようなものでしょうか

*11:乱数を生成し、スプレッドシートでその番号だった譜面をやります

*12:1回目のPMから数えると、合計45回プレイ